アブラゼミナール

夏になったばかりだというのに、もうセミが死んでいた。
自転車に掛けてあるブルーシートの上で。

早速僕は検死を行なったのだが、不審死と言わざるを得ない。
体のどこの部位にも欠損無く、ただ死んでいるセミを見るには時期的に早過ぎると思う。
真夏のロックのシャギナベイベであるアブラゼミさえも死に至らしめる、凄まじき暑さなのか今は。
どれどれ、横っちょも見てみましょう。

しかし昆虫の身体のフォルムは美しいよね。
まさしく自然の造形美なり。
身体と翅の長さのバランスが見事でしょ?
計算され尽くした究極のデザインだと僕は感じるのだが如何か?
では、裏側も見てみましょう。

オシッコの穴が見えるでしょ?
捕まえようとするとサッと逃げられて、何度オシッコを浴びせられた事だろう。


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さて、
このセミをどうしましょう?
寝ているカミさんの顔の上に載せておきましょう。
へっへっへ。