芸について

この間、久しぶりに毒蝮さんのラジオを聴いた。
やっぱりスゴイよ、本当にスゴイ。
これぞまさしく「芸」であり、それを持つ蝮さんは「芸人」


蝮「汚ねえなっ!このクソババァ!」
婆「ギャ〜ハッハ!」
蝮「くたばり損ないのクソジジイめ!」
爺「ワ〜ッハッハ!」


クソババァ!とか、クソジジイ!なんてね、
僕は心の中でよく思ったりするのだけれど、絶対に口には出さないもん。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


芸人ってのは、芸を持つ人の事。


「芸人をやってます。」ってさ、
テレビでポッと出た若いお笑いタレントが「芸人」って言葉を使うのを聞くと、なんか癪に障る。
芸人ならば芸を見せてみな。


ゲッツってか?
ワイルドだろう?ってか?
あのな、それは「芸」じゃなくて「ギャグ」だ。
え?
そんなの関係ねえ!ってか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


毒蝮さんも番組スタート当初は非難の嵐だったそうだ。
うんうん、まさしく嵐隊員だったと言えよう。
40年以上それを続けたからこそ勝ち得た「芸」なり。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「汚ねえな!このクソババァ!」
「とっととくたばれ!クソジジイ!」
いけない言葉でしょ?
普通、口に出したらいけない言葉でしょ?


でもね、毒蝮さんが言うと愛の言葉に聞こえるから不思議だ・・・。