秋の夜長、
遅ればせながら僕は、百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」を読んだ。
すげえな、すげえなと、主人公のスケールの大きさに圧倒されっぱなしで読み終えた。


まあな、
自分でハンドルを握るようになってからも出光をデビカリだと思っていた僕が言うのも恐縮だが、
主人公のモデルとなった出光佐三氏の大きさに驚く。


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戦後、日本の復興を成し遂げたのは、
きっとね、こんなスケールの幾人もの漢(おとこ)たちであったのだろうな・・・。


はああ。
読後、こ〜んなにも深く考えてしまう本は、
同じ作者の「永遠の零」以来だ・・・。


はああ。
小さいな、うんうん、ちっちゃい。
僕は、なんて小さいんだろ。


この小説の主人公の大きさを鶏卵ぐらいだとすると、
僕は、間違いなくゴマ粒ぐらいの大きさだと思う。


なあ、オヤジの仲間たちよ、
アナタはどれぐらいの大きさ?


せめて米粒ぐらいの大きさになりてえものだな・・・。


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読書の秋、
良き本と巡り合うこともまたシアワセ。