洒落イズム1

夫婦で都心へ出た折、
晩秋から冬にかけて着る僕の服を買うとの由で、何だかとても高そうな洋品店に入った。
あのね、ホレホレ、
あちらこちらで僕は、僕の服は全部「ファッションセンターしまむら」だぞ!って自慢していたでしょ?
あろうことかそれがカミさんの知るところとなり、もう しまむら では買ってもらえない事になっちゃったのである。


カミさんが見繕ってくれたジャケットを幾つか羽織り、
鏡の前に立ってみるのだけれど、
わっはっは、見事に似合わんな〜っ、
これで蝶ネクタイでも着けて、片手に千歳飴でも持たせてもらったら絶対に七五三だ。


ジャケットとシャツの組み合わせなら、自分なりに解る。
コーディネートは こうでねえとってヤツさ。
このジャケットなら このシャツ、そのジャケットなら この系統のシャツ、とかな。
でもね、あのね、
同時にそれが自分には似合わないって事も解るんだよ・・・。


店内のポスターは、ぜ〜んぶ格好良い白人男性がモデルになっている物ばかりさ。
これを参考にした僕のような日本人オヤジが勘違いして同じような服を着て街に出ちゃったら格好悪いぞ、相当・・・。


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雑誌、LEONを家で読み直してからもう一度来よう。