一日が終わり、床に就く時、
ああ、今日もシアワセだったなって僕は思う。
ありがてえな、本当にありがてえなって。


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リア充なる言葉の意味を、遅ればせながら知った。
ちょっぴりの侮蔑が込められたそれは、「現状に満足しているヤツ」って事らしいね。
若者たちの未来から夢や希望を奪う一方でな、リア充を小馬鹿にする風潮はオカシイよなあ。


どんな一日であってもさ、僕は必ず1個は小さなシアワセを見つける。
それをありがたいな〜って味わいながら眠る。
そのくりかえしの積み重ねで48歳の手前まで生きてきたのだからシアワセな男だ。
どうよ?
まさしく僕はリア充である。
リア充の中のリア充である。
リア王とでも名乗ろうか・・・。


大きなシアワセも、小さなシアワセも、
意識して探さなければ見つからないよ。
意識して探してさ、ありがたいな〜って受け止めなければ、ね、
頭の上を素通り、心の中を素通りしてしまうのがシアワセってものなのさ。


リア充と呼ばれている若者たちは、
シアワセを味わえる人生の入り口に立った者たちなのだ。
リア王の僕が言うのだから間違いないのだ。


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一日が終わり、床に就く時、
ああ、今日もシアワセだったなって僕は思う。
ありがてえな、本当にありがてえなって。