今日は春季リーグの公式戦ではなく、S医大との練習試合との由。
息子はまだ左手フック船長(或いは片手バルタン星人)ながら、高校時代の野球部バッグ(遠征用/大)を持って早朝に出掛けた。
野球部バッグの中身はな〜に?
そんなに着替えが必要なのかい?って僕は思うがシアワセシアワセ。


こうして野球(一番好きなもの)に出掛ける子供の背中を見送る事が親にとってはシアワセな事の基本で、
高校野球引退と同時にそれが終わってしまったと思っていたから更にシアワセで、
しかも2年ぶりにそれが復活したのだから尚更尚更シアワセなのだ。


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かつて、「野球を人生の友とせよ」といった想いで子供たちに野球を教えている指導者がいて、
その言葉にまだ若い父親であった僕は深く感動して、
その言葉を胸に留めながらずっと息子の野球を見守り続けていたのだからな、とってもとってもシアワセだ。


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やがて人の生命に全責任を負わなければならない医師という職業に就く医学生たちの世界にも野球があり、
そこで若者たちの多くが情熱を持ってプレーしているのだから嬉しい。
この6年間の野球が医師たちの人格を磨くために存在するのだと知れば殊更に嬉しい。


ここで野球に取り組む医学生たちの多くは、少なからず少年野球の指導者たちから薫陶を受けているはずだ。
どうだ?
「野球を人生の友とせよ」といった少年野球指導者の想いは、ここに一つ結実している。


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〜グラウンドに吹く野球の風を、胸いっぱいに吸っておいで〜


野球に出掛ける息子の背中に僕は、心の中で語りかけてきた。
20歳を過ぎた息子の背中にまだそれを言えるのだから本当にシアワセだ。


息子よ、
〜オマエは確実に野球を人生の友としつつある〜


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カキーン!だ。

清瀬ポニー時代(中学3年生)