20年前の古いアルバムを、カミさんと一緒に繰りながら、
あんな事もあった、こんな事もあったと、しばし懐かしさに浸る。


20年前の写真の中の出来事が、さ、
心の中ではまるで昨日の事の様に鮮明なのは何故?
心の中では鮮明なのに、こんなにも写真は褪せているのは何故?


歳をとるってさ、この不思議な感覚を何故?って考えるところにあるのかもしれないな。


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94年の10月に撮られた一枚。


この日、カミさんは仲良しの同級生の結婚式へ出掛けた。
普段はホレホレ、子育てでオシャレも出来ずに大変だからな〜、
子供たちは僕が見ているから安心して楽しんでおいでって送り出したのにな〜、
見てよ、僕は、このザマさ。

カミさんが帰宅をした時、
愛娘(当時2歳10ヶ月)は台所を水浸しにしていて、
僕と息子(当時生後10ヶ月)は爆睡中であった。
カミさんが発見した時、
実際には上に何も掛けずに僕らは寝ていたんだぞ。


男性にベビーシッターは無理だと証明する一枚じゃないか?


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褪せた写真の中の出来事が、心の中では鮮明。
思い出の愛しさってさ、それを言うのかもしれないな。


歳をとるってさ、この不思議な感覚を何故?って考えるところにあるのかもしれないな。


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愛娘(現在22歳)が台所で食器を洗っている。
もう台所を水浸しにせず、とても綺麗に食器を洗う。
作る料理も上手で、オトナになったな〜って感じる。


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歳をとるってさ、この不思議な感覚を・・・。