夏の高校野球、石川県大会の決勝戦に於ける、
9回の裏に8点差をひっくり返してサヨナラ勝ち!って話題が巷を騒がせている。
あらためて野球というゲームの、底知れぬ魔力に想いを寄せちゃう僕だ。
まったくな、何が起こるかゲームセットの瞬間まで気が抜けんぞ・・・。


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ゲームに敗れた側の選手たちはしばらく動けず、なかなか整列出来なかったと言う。
そうだよな、これ以上の屈辱や辛さは無いだろうな・・・。


泣いていいよ、
動けなくてあたりまえだ・・・。


あのね、敗れた側の選手の傍に僕は心を置こうと思う。


彼らは、こう考えればいい。
負けたのは目の前にある小さな決勝戦って名前のゲームでの事であって、
野球は、まだまだ続くんだ・・・。
本当の大きな勝負は、これから始まるんだよって、な。


そう、
本当の大きな勝負とは、人生そのものを指す。


人生そのものに比べたら、な、
こんなちっぽけな決勝戦なんて、な、
鼻毛の先っちょにくっ付いて風に揺れてる鼻クソみたいなモンだ。
チン!ってしっかり鼻をかんで、ティッシュで丸めて捨てちゃえばオッケー牧場。


この先の長い長い人生で、な、
ここぞと言う大きな勝負の場面が来たら、
君の心はこの敗戦を思い出して炎の如く燃えるだろうな。


それを本当のリベンジと呼ぶんだ。


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高校野球とは、やはり何かを学ぶ場なのだ。