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よりによってカミさんが夜勤で不在の晩、息子は合宿を終えて帰宅。
顔と両腕は日に焼けて真っ黒だ。
高校野球引退時と比較すると、身体は1.5倍ほど無駄に大きくなっており、
入部後の筋トレによって再びマッチョに戻ってもおり、
染めた髪は赤く逆立っていて、なんだか赤鬼みたいだ鬼ヶ島へ帰れ。
あ、鬼ヶ島は我が家か・・・。
「ただいまっ!」
「おかえりっ!」
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大きな遠征カバンが不気味なほどに膨らんでいる。
たぶん、ビニール袋の中に密封せし洗濯物が、この暑さで早々に発酵して膨らんでいるものと思われる。
「どうするんだ?ソレ。」
「どうしようか?コレ。」
男同士で話し合った結果、
タライにぬるま湯を張り、アリエールに一晩漬けておこうと言う結論に達した。
これを専門用語で 一夜漬け と呼ぶかどうかは不明。
クサイ匂いは元から絶たなきゃダメだと昔、父ちゃんはCMで聞いた事がある・・・。
ただ、まだ愛娘が帰宅していないので、それを決行するのはその後と決めた。
開封後のクサイ家に姉ちゃんが帰って来るのは可哀想だと言う息子の意見に賛成。
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それが間違いだったのだな。
息子はビール、僕はコーラで晩酌となり、そのまま爆睡・・・。
気が付くと朝になっていた・・・。
本質的に、この時と同じ状況だ。
要するに僕と息子は、20年間進歩していないって事なのだな・・・。
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夜勤明けのカミさんに申し訳ない事になりました。
謝るしか選択(洗濯)の余地なし・・・。
こんなにヒドイ事って、アリエ〜ル?
なんちゃって。