夕方以降の風が、結構涼しい・・・。
エアコンを止めて窓を開けると、夏の盛りは過ぎたのだと実感する。


長い長い子供たちの夏休みを日曜日にたとえてみると、
8月20日を越えた今は、ちょうど午後4時あたりではないだろうか。
少しず〜つ、少しず〜つ、
ほらね、だんだん心が寂しくなる頃だ・・・。


小学生時代の僕は、
ちょうどこの時期になると思考を停止したものだ。
え?
何の思考を停止したのか?って?
そりゃ〜アナタ、宿題ですよ、夏休みの宿題。


宿題をやらなくちゃ、やらなくちゃと、ず〜っと考えながらもついつい先延ばしにしていて、
気が付けば8月も20日を過ぎてしまって、
大丈夫だ、まだ10日あると自分に言い聞かせて夏休みの宿題について考える事をヤメにしていたんだ。
だってそうでしょ?
考えるだけ時間の無駄でしょ?
残りの貴重な10日間が宿題のせいでつまらなくなっちゃうでしょうが・・・。


それで毎年、な、
8月31日に夏休みの宿題をまとめてやっていたんだよ・・・、家族で。
家族の中で僕だけ泣きながらな。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


夏休みに宿題が出されるのは日本だけなのだそうだ。
一体誰だろう?
せっかくの夏休みに宿題を出して子供たちを困らせてやろうって決めた最初のヤツ。
もしもタイムマシンがあったら その時代へ行き、
僕はソイツの頭を引っ叩いてやりたい・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


え?
お宅の小学生は未だ宿題に手を着けていない?


大丈夫、ノ〜プロブレム。
夏休みの宿題は8月31日に家族揃ってやればいい。


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8月31日に毎年泣きながら宿題をやっていた子供が48歳になった僕だが、
とりあえず現在、困ってはいないもんね・・・。