アスペルガーの小学生男子が頑張ってチームプレーである野球に取り組んでいると言う記事を読んだ。
がんばれがんばれと祈るように願う一方で僕は、
決して無理はせず、辛くなったら逃げるんだよ、と、言ってあげたいとも思う・・・。


アスペルガーは障がいではなく、個性であり、才能だ。
普通の人が何気なく出来る幾つかの普通の事が出来ないだけであって、
普通の人が真似する事の出来ない素晴らしい何かを必ず一つ以上は出来るんだ・・・。


辛い場所で頑張る必要は無い。
辛い場所で頑張り続ける事は、努力とは呼ばない。
辛い場所で頑張るって事は、ただただ辛いだけだ。
そこがもしも辛い場所なら、逃げていい・・・。


でも、もしも、
アスペルガーのその男の子が持つ、普通の人が真似する事の出来ない才能が、
野球に関する何かであったとしたら凄い事になる。
そうであったら野球は辛い場所ではないからね・・・。


頑張れとは言わない。
ただ、がんばれがんばれと願う・・・。
頑張っちゃダメだよ、がんばれがんばれ・・・。
がんばる事と頑を張る事は違うんだ・・・。


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ふと思う。
普通の人って何だろう?
普通ってさ、一体何だろう?
大多数であるって事?


アナタは普通の人?
胸を張って自分は普通の人だと言えるかい?


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僕は結婚をして子供が出来てから、自分が普通の人じゃなかったって知った。
でも、それは、ずっと幼い頃から自分が感じてきた生き辛さの理由を知れたって事だった。


普通の人が何気なく出来る幾つかの事が出来ない僕なのだけれど、
普通の人が真似する事の出来ない仕事をしてると胸を張って言える。


辛い場所に僕は行かない。


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普通の人って存在するのだろうか?


そんな事も思う・・・。


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8月が終わる。