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取引先K社の、M社長（70代/女性）と食事。
銀座だよ、ギ・ン・ザ、なう。
ありがたいな、ありがたいよ、
東久留米市民の分際でな〜、僕は銀座で食事だよ。
ありがたいな、ありがたい・・・。

普通の東久留米市民だったらさ〜、
銀座っていう言葉すら知らないんじゃないか？
僕は声を大にして多くの東久留米市民の皆さんに伝えたいよ、
あのね、銀座っていう場所は本当に存在するんだって。

え？
戸越銀座商店街じゃないよ、
本物の、ギ・ン・ザ・・・、なう。

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緊張するぜ、キンチョ〜な。
僕は今、間違いなく日本中で一番緊張している48歳。

真っ直ぐ座っているつもりだけれど、
ちょびっと首が傾いているのは緊張している証拠。

緊張の具合が極限まで達しつつある・・・、
なんだかな〜、目が回ってきました・・・。

フィンガーボウルの水、飲まないように気を付けなきゃな・・・。

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「美味しいでしょ？」って訊かれても、
・・・味がしない・・・。

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味は分からなかったが、
お腹いっぱい頂きました・・・。
ありがたい、ありがたい・・・。

僕は一度でもゴハンをご馳走になると、
その恩を決して忘れない義理堅い男だ・・・。

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東久留米に帰着後、ようやく緊張の糸が解ける。
同じ東京なのに、この空気感の違いは何だ？

やっぱり地球は丸いんだなと思った・・・。