「今日は飲んでくるから帰りは遅くなるよ。」と言って、息子は出掛けたのであった。
カミさんは夜勤だしさ、一人で晩御飯を食べるのはつまらないな・・・。
とか思いつつもな、僕は「 開運・なんでも鑑定団 」をゆっくり観る事が出来るのでオッケー牧場だ。
一人なら一人で、楽しむ方法なんざいくらだってあるさ・・・。


「いっち、じゅう、ひゃっく、せん・・・」
おおおっ、お爺さんが遺した謎の壷が三百万円だってよ!
スゴイな〜っ、うらやましいな〜。
どこかに謎の壷を僕に遺してくれるお爺さんはいないかな?
な〜んて考えながら観ればいとおかし。


な〜んて、ね。


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息子が飲みに出掛けたのは、予備校時代の野球仲間たちとだ。
今、考えてみるとだな、アイツにとって最低の時期に出逢えた最高の仲間たちである。
たくさん飲んで語って、楽しい時間を過ごせば良いと思う・・・。


この夏、我が家に強烈な印象を残した幾三は北海道にいるから今日は来られないものの、
こうしてちょくちょく機会を作って皆で会うのは素晴らしい事じゃないか。


医学部を目指す予備校にいる学生の多くは、
若かりし頃の さだまさし さんや、同じく若かりし頃のダ・カーポの旦那さんタイプばかりであった。
その中にあってな、高校球児上がりの変な日焼け&変な伸びかけ坊主頭たちは浮いていた。
浮いていたからこそ、彼らは行動を共にし、絆を強くしたのだ。


現在、学校こそ違うものの、
良き対戦相手となって同じグラウンドを駆けている。
間違いなく生涯を通して付き合う、大切な大切な野球の友なのだ・・・。


人生、
とことん酒を飲める時期は僅かだが有って然りだ・・・。


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もう一滴も飲めなくなるまで飲んだ僕が言うのだからさ、
信憑性は高いだろう・・・。


イイジャ、ナイノ、
若いんだから・・・。


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さてと、「 開運・なんでも鑑定団 」の次は、
いよいよ「 ガイアの夜明け 」だな・・・。


いとおかし。