寒いなあ、寒いなあ・・・、
ココロもカラダもフトコロも・・・。
寒いなあ、寒いなあ・・・、
あんまり動きたくないなあ・・・。


と、考えていたところ、
ピピピ・ピピピ・ピピピってな、石油ファンヒーターから呼ばれた。
どれどれって見てみると、【 給油 】サインが点灯しているぞ・・・。


よりによってこ〜んなに冷える寒い夜に給油だってか?
おいおい、どうして昼間のちょびっと暖かい時間帯に無くならないのよ、灯油やい。


灯油よ、答えてくれ とうゆ〜事だ・・・。
ダメだな〜、寒過ぎてギャグも冷え込んでおる・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


今宵は家族4人が揃っているんだけれどな、灯油の給油は僕の役目です。
たぶん、どこのお宅でもそれは父ちゃんの役割だよね。
切ないよね、切ないよね、
でも、妻子が凍える事を考えればやるしかないよね・・・。


防寒ジャンバーを羽織り、外にて給油。
手が石油臭くなっちゃうのも我慢我慢・・・。


シュポシュポ?
え?お宅は まだシュポシュポってやってるの?
わっはっは!アナログだな〜、顔に似合って。
シュポシュポってさ、懐かしいなソレ、
ドクター中松さんが考案したヤツだな・・・。


ジャジャ〜ン!
僕んちは電動さ、電動ポンプ。
電動ポンプで殿堂入りさ。
顔に似合わずデジタルだろう?
らくちんらくちん・・・。


だが、寒いのは同じだね・・・。
むしろ、シュポシュポって手を動かしてるアナタの方がマシかもしれない。


だんだん、奥歯がカタカタ鳴り始めました・・・。
寒いよう、寒いよう・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


満タンになったタンクを石油ファンヒーターへ戻す。



すると、家族がみんな、「ありがとう!」って言ってくれる。
寒さが少し和らぐ感じ・・・。


手を洗うのも苦にならない。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


♪ あったか灯油〜 だもんね ♪