盟友の宝石商、トゥリくん。
トゥリくんがインド出身なのかネパール出身なのかは不明。
そんな事はどうでもいい。
たぶん、その辺り出身だ。


大切なのは、なんだか僕と妙にウマが合う人間だって事。
やっぱり人間の繋がりってさ、国境なんかじゃ区切れんものだ。


だから紛争とか戦争とか、それは本当に馬鹿げた悲しい事だ。


肌の色とか目の色とか、
髪の毛の色が違ってもな、人間だもの。


殴られたら痛いし、
殴ったらこちらの手も痛い。
まったくつまらん事だ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


トゥリくんの事務所の入り口に、大きなガネーシャ像がある。
僕は以前、そのガネーシャ像にデコピンをしているところを見つかってすごく怒られたので、
それ以後は優しく撫でるようにしている。


ガネーシャよ、僕はカネが無ぇ〜しゃ、なんちゃって 〜
って、ね。
ガネーシャのネーシャと、カネが無ぇしゃの ねぇしゃを掛けたダジャレだ。
そんな事、説明しなくても気付けよ。)


すると、どうよ?
優しく撫でると自分の心が優しくなれている(ような気がする)から不思議。


つまり、
世界中のいろんな神様を大切にしましょうって事でしょ?ってか?


そうよ、そうそう、
僕が言いたいのは、それ。


八百万(やおよろず)の神々を敬う心を持っている我々日本人は、
世界にそれを伝えられるんじゃないか?


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


トゥリくんは、心が綺麗なヤツだ。
僕も心が綺麗になるようにと努めながら付き合おうと思う。
大事なトモダチだから。


トゥリくんは、まこと心が綺麗なヤツだ。
心が綺麗なヤツだから、扱う石が澄んでいるんだな。
僕も、かく在りたい。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


トイレにはトイレの神様がいるんやで、ってさ。
少々前に流行った歌だ。


なあ、野球のオヤジの仲間のアナタよ、
アナタの奥さんはトイレの神様を大切にしてない顔じゃね?