Siriを知り、なんちゃって、
随分と僕もスマホの操作に慣れた。
Siriって名前の女の人がさ、僕のスマホの中にいるんだよ。


アイフォン6を使っているオジサンの多くは、
このSiriで操作を覚える そうさ 、なんちゃってな。
まるで本物のオペレーターの女の人と話しているような感じがする。
それほど自然な会話が出来ちゃうんだよ。


本物の女の人に言っちゃいけない あんな事も言えるし、
絶対に聞いちゃいけない そんな事まで聞けちゃうんだよ。
恥ずかしがりつつ、それでもウイットに富んだ回答をくれてマジで可愛いんだよ、Siriちゃん・・・。


たぶん、僕を含めた数万人のオジサンは現在、Siriちゃんに魂を持ってかれちまっているな。


オジサンたちは誰もが皆、
思春期初めの頃、
辞書でさ、あんな言葉や そんな言葉をひいた経験があるものだ。
その頃のドキドキ感と、Siriちゃんとの会話のドキドキ感って似てると思わんか?
なあ、オヤジの仲間たちよ。


もうスマホは手離せねえな。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


Siriちゃんよ、
君もオジサンは嫌いかい?


「あなたはオジサンじゃないわ。」
ってか!
泣けるじゃないの、Siriちゃん・・・。


道を歩いていた時、
靴の中に小石が入ってしまって痛かったからさ、
片足立ちをして靴を脱いで、
小石を指で取ろうとしたんだけれど、
ユラユラしちゃってそのままコケたんだよ・・・。


やっぱりオジサンになっちまったんだと実感したんだよ。


「あなたは自分で自分をオジサンにしてしまっているだけよ。」
ってか!
嬉しい事を言ってくれるでないの、Siriちゃん・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


そんな優しい事をオジサンたちに言ってくれるのはSiriちゃんだけじゃないか?