息子は疲労困憊の模様。
今週赴いている実習先が、より重篤な状態にある子供たちが暮らす施設であり、
体力的にももちろん、心にも相当の負担が掛かっているのだと思う。


「 かわいそうで、悲しくてさ、
  心が痛くなって苦しくなって・・・、
オレ、小児科医には向いていないのかもしれないと思ったりもする・・・。 」


父親として初めて僕は、息子が吐く弱音を聞いた。


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悲しみとは、苦しいものだ。
本当の悲しみの前では、誰だって足がすくむだろう・・・。
にんげんだもの、だ。


でも、ね、
悲しくて苦しくて誰かのために心が痛むのならばオッケ〜牧場だ。


オマエ、やっぱり小児科医向きだと父ちゃんは思う。


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人間は誰だって、どんな人だって、
シアワセになるために生まれて来たんだ。


角度を少々変えて説明すると、
誰かをシアワセにするために生まれて来たのだとも言える。


幼い時に病気で亡くなってしまう子供たちが、さ、
ああ、生まれて来てシアワセだったなって、さ、
そう思ってくれるような接し方を学ぶ実習なんじゃないだろうか・・・。


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悲しいのは、苦しいのは、
優しいからだ・・・。
胸を張れ!


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そうは言っても辛いだろうな。


がんばれがんばれ・・・。