■
息子は疲労困憊の模様。
今週赴いている実習先が、より重篤な状態にある子供たちが暮らす施設であり、
体力的にももちろん、心にも相当の負担が掛かっているのだと思う。
「 かわいそうで、悲しくてさ、
心が痛くなって苦しくなって・・・、
オレ、小児科医には向いていないのかもしれないと思ったりもする・・・。 」
父親として初めて僕は、息子が吐く弱音を聞いた。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
悲しみとは、苦しいものだ。
本当の悲しみの前では、誰だって足がすくむだろう・・・。
にんげんだもの、だ。
でも、ね、
悲しくて苦しくて誰かのために心が痛むのならばオッケ〜牧場だ。
オマエ、やっぱり小児科医向きだと父ちゃんは思う。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
人間は誰だって、どんな人だって、
シアワセになるために生まれて来たんだ。
角度を少々変えて説明すると、
誰かをシアワセにするために生まれて来たのだとも言える。
幼い時に病気で亡くなってしまう子供たちが、さ、
ああ、生まれて来てシアワセだったなって、さ、
そう思ってくれるような接し方を学ぶ実習なんじゃないだろうか・・・。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
悲しいのは、苦しいのは、
優しいからだ・・・。
胸を張れ!
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
そうは言っても辛いだろうな。
がんばれがんばれ・・・。