カミさんが2泊3日で職場の旅行へと出掛けた・・・。
ナースなので夜勤のために家を空ける事には慣れているはずなのだが、
家族を置いての連泊は不安なようであった・・・。


子供たちへの不安ではない。
子供たちは成人しているので不安は一切無し。
一番の問題は僕なのだそうだ・・・。


大丈夫だから行っておいでと送り出す。
ゆっくりのんびり温泉に浸かり、日頃の疲れを癒してくればオッケ〜牧場。


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うっほほ〜い、
寂しいぞ、すご〜く寂しいぞ♪
寂しいからさ、あ〜んな事やこんな事、
寂しいからさ、そ〜んな事までやってみようと思う♪
寂しラッキ〜!


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だがな、
よくよく考えると僕には先立つモノが無い。
先立つモノが無い不孝をお許し下さいレベルのすっからかんだ。
手も足も出ないとは、まさしくこの事だ・・・。
なさけねえ・・・。


カミさん不在の間に僕がしたのは、
庭の草むしりと、粗大ゴミを細かく切る事と、
風呂場のカビ落としと、換気扇の分解掃除だ・・・。
あと、タロウ(犬)を洗った・・・。
それだけだ・・・。


晩御飯のためにタンドリーチキンを焼いた。
皮が上手くパリパリに焼けたので子供たちから好評を得た。
加えるならば、それぐらいだ・・・。


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寂しさが身に沁みた・・・。


万が一、カミさんに先立たれたらな、
僕はダメになるだろうな・・・。


でも、よく考えると、僕なんかは現時点でも既にダメだろ?


どちらに転んでもダメって事は同じじゃないか?


僕は、どうすればいいのでしょう?


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にんげんだもの