息子に首都高速を嫌と言う程運転させて、
3月から続いた僕の運転技術伝授カリキュラムは今日をもって終了とした。


もうこれで、親父として息子に教える事は何一つ無くなったのだな・・・。
めでたくもあり、寂しくもある。


しかし首都高は恐い・・・。
構造上の欠陥だらけのこの道は、まさしくデスロードです。
常にそう思いながらハンドルを握ってほしいと切に願うばかりだ・・・。


5号線高島平から中央環状線へ入り、
グルグル走りながら要所要所で走り方のパターンを教え、
6号線一之江で降りた。


僕の声は枯れてガラガラになり、教える事の難しさを実感。


ただ、最後に伝えた言葉は、コレ。
(親愛なる同世代のオヤジの仲間たちに、
運転免許を取得したセガレどもに是非とも伝えてほしい僕の想いなので書き記しておく。)


「自分の運転を自分で上手いとは絶対に思うな!」だ。


慎重な運転を心掛けているであろうアナタになら、きっと理解して頂けるはずだ。
次世代のナイスなドライバーを、それぞれが育てておきましょうや・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


一之江で降りた後、
一般道(だが、これも大きな橋)で川を渡り、
そして江戸川放水路へと向かう。
エドガー放水路じゃないぜ、江戸川放水路だ。
ここでハゼ釣りをした。


実は、僕の親爺(75歳)も息子の初首都高走行に同乗していた。
危険を伴っても構わないとの事で乗せていたのだ。
「孫の運転でなら、たとえ命を落としても本望。」とまで言い切った老父の姿に、
僕は感銘を受けて、これからの己の立ち位置を見つけたのであった・・・。


3世代でのハゼ釣りとなった。
忘れ得ぬハゼ釣りとなる事であろう・・・。


釣果は、
親爺(75歳)9匹
息子(49歳)4匹
孫(21歳)0匹


ハゼはその後、我が家にて唐揚げにして、
僕の家族4人が食べた。


息子よ、
父ちゃんは爺ちゃんに昔、
現在の父ちゃんがオマエに言ったよりも厳しい口調で怒鳴られながら、
初めての首都高速を走ったんだぜ・・・。


いつかまた爺ちゃんを釣りに連れて行ってやろう・・・。