巣鴨でガモれ、アモ〜レ。
ガモる・・・？
何だ？ソレ・・・。
現在、
ナウいヤングの若者たちの間でな、
ガモるのが流行しているらしいぞ・・・。
ガモる の意味を知り、ズッコケた。
ガモる の ガモ とは、巣鴨の鴨（ガモ）なのだそうだ・・・。
お婆ちゃんたちのオシャレスポットとして、
赤いパンツを売っている街として、
或いは天国にも地獄にも一番近い場所として知られている巣鴨が、
若者たちのハートをも徐々に掴み始めているらしい・・・。
ガモっている若者たちと、
元々巣鴨に通いつめているお婆ちゃんたちとの軋轢があってだな、
それをどうするべきかと考える地元の人たちの姿がワイドショ〜で紹介されていた。
でもな、
僕に言わせりゃな、
ナウいヤングな若者たちだってアッと言う間に年寄りになる程人生は短いんだからさ、
老若男女関係なく巣鴨を楽しめばいいんじゃないかと思うよ。
巣鴨は、東京で一番寛大な街であり、
そして東京で一番お節介な街でもある。
巣鴨の優しさや暖かさに、一人でも多くの若者たちが触れてくれればオッケ〜牧場さ。
ガモれ、どんどんガモれ、
遠慮は要らんよ、ガモりまくれ！
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
僕は、巣鴨で生まれた。
とげ抜き地蔵で産湯を浸かった。
巣鴨で生まれちゃったから僕は、こんな男になってしまったのだ。
僕のせいじゃない。
49年間、
4の付く日には結構足繁く通っている。
変わらぬ巣鴨のお節介さに心癒されている。
最初のギターは、
巣鴨の金魚屋さんで買ったんだ。
金魚とギターを一緒に売っているお店があっても不思議ではない、
そんな雰囲気が巣鴨にはあるんだ。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
昔々、
結婚をする前、
まだ彼女であったカミさんと一緒に巣鴨の定食屋さんで食事をしていたら、
周りの席のお婆ちゃんたちから質問攻めにされて困った事がある。
「 あら、アンタたち〜、恋人同士？ 」とか、
「 仲良くしなさいよ〜。 」って、な。
人を放っておかないのが巣鴨の巣鴨たる所以なのだ。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
巣鴨の話題に触れると結構嬉しい。
たくさんの若い人たちが、さ、
これからどんどんガモってくれればイイな・・・。
