バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
美味しいな〜っ、お煎餅・・・。


カミさんが職場から持ってきたお煎餅なのだが、
わっはっは、
本当にコレ、美味しいな〜っ。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


僕の頭の中にインプットされている美味しいお煎餅のイメージそのものである。
本当にコレ、美味しいな〜っ。


たまり醤油味 って袋に印刷されているのだけれど、
美味しくてたまりませんな〜っ。
たまり醤油なのにたまりませんな〜っ。
たまりません醤油じゃないのか?
しょ〜ゆ〜事。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


すごく堅いな。
うんうん、うんうん、
美味しいお煎餅は、堅くなきゃね。
絶妙な堅さがウレシイね。


硬いでもなく、固いでもなく、
堅いって感じが大切なんだよね、お煎餅は。
オジサンと同じなんだね・・・。


オジサンって連中は、
硬いのは元々苦手だし、
もうあんまり固くもならないし、
そうなると堅く生きるしかないんだよね。


堅いお煎餅は、硬いお煎餅とは違うのさ、
たまらないたまり醤油味は人生そのものですよ、
しょ〜ゆ〜事。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


二枚あるので、
もう一枚食べちゃおう。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


もっとたくさん持って帰ってくればイイのに。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


あと何年、
自分の歯で堅いお煎餅を食べられるのでしょうか・・・。


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
バリッ、ボリッ・ボリ・・・、
そしてお茶をズズッと啜る。


秋の八つ時。