取引先E社の韓国出身セレブマダムN社長(60代・女性)から電話が来る。
仕事に関する内容の話なのだけれど、
電話は毎回、こんな会話から始まる。


N社長:「 もしもし、フクヤマさん? 」
僕: 「 いいえ、ちょっとだけ違います。 」
N社長:「 キャ〜ハッハ!! 」


毎回だぞ、毎回なんだ。
よっぽど笑いのツボにハマったらしく、毎回こんな話から始まる。


N社長:「 もしもし、フクヤマさん? 」
僕: 「 いいえ、ちょっとだけ違います。 」
N社長:「 キャ〜ハッハ!! 」


椅子に座り、笑いながら床を足でバタバタ蹴っている様子が受話器の向こうに伺える。
N社長:「 キャ〜ハッハ!! 」
いわゆる大爆笑って状況だ・・・。


そんなに面白いか?コレ。
僕からすればちっとも面白くないぞ・・・。
もう嫌だとは思うのだが、
せっかくここまでウケてくれる人の期待を裏切る事は気が引ける・・・。


致し方あるまい・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・



N社長:「 もしもし、フクヤマさん? 」


僕: 「 はい、そうです。 」


N社長:「 ・・・・・。 」


少しパターンを変えてみたのだが、
これはウケなかったな・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


我が家も現在、
カミさんが 「 ましゃロス 」の状態にある。


ちょびっと僕は不愉快だ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


フクヤマさんではありません。


僕は僕です。


それにしてもな〜、
フクヤマさんはスゴイな〜、
同じ世代なのにな〜、
何一つ勝てそうにないな〜。


にんげんなのに。