鍋を食べながら。

家族揃って鍋を食べたよ。
ああ、なんてシアワセなんだと味わいながら食べた。
子供たちが成人して後、こうして全員揃って食べる晩ご飯のありがたさが身に沁みる。
鍋から立ち昇る湯気さえ愛しくてたまらないよ・・・。


あと何回あるのだろうか?
家族四人で晩ご飯を食べる事ってさ・・・。


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予め煮ておいた鶏肉が美味しいよ。
少しずつ足す豚肉が美味しいよ。
葱と白菜が美味しいよ。
肉厚のシイタケが美味しいタケよ。
具に絡むマロニ〜ちゃんが美味しいよ。
要するに全て美味しいって事よ・・・。


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やがて子供たちが独立してそれぞれ家庭を持つと仮定し、
(家庭と仮定を掛けたダジャレだよ。)
時折、孫を連れて帰って来たら賑やかで楽しいだろうけれど、
それ以外の日の晩ご飯はカミさんと二人だぞ。


カミさんが夜勤の日は、一人だぞ・・・。


あ、タロウがいるか・・・。

でも、タロウはケージに戻ってゴハンを食べるからさ、
テーブルでゴハンを食べるのは僕一人だ・・・。


そうなった時の事は、
そうなった時に考えればいいや・・・。


と、僕は思う。


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味ぽん