ブルーの、ペイズリー柄だ。


あ、ゴメンゴメン、
真新しいトランクスの話さ・・・。


仕事の外回りでずっと今日は走りっぱなしだったのだけれど、
コンビニでおトイレを拝借する度に見ると、嬉しくて誇らしい気持ちになる。


なかなか僕もペイズリー柄が似合うじゃないか。
なかなかいないでしょ?
ペイズリー柄が似合う49歳の男なんてさ。
パンツなので人に見せられないのが残念だ・・・。


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もしも僕が独身だったとしたら、
自分でトランクスを買っているだろう。
シャツは定番のヘインズ(赤ラベル)に決まっているのだが、
パンツはどんな想いで買っているだろうかと思うと切ない・・・。


たぶん、無地を買っているだろうな。
ペイズリー柄は買う時恥ずかしくて買えないだろうな。


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アナタの奥さんだってさ、
「 コレ、きっとウチのダンナに似合う。 」って思いながら、
アナタのパンツを選んで買っているのでしょうよ。
サイズと値段だけで選んでなんていないはずだよ・・・。


そう思うと可愛いじゃないか・・・。


愛だよ、愛、
愛あればこそ、だ。


好きでもない男のパンツを買ってくれる女性はいない。
僕は断言してもいい。


たかがパンツ、されどパンツ。
我が人生に悔いなし。


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要するに僕が世の全てのオヤジたちに言いたいのは、
アナタが現在穿いてるパンツに想いを寄せてだな、
そのパンツを買ってくれた人を大切になさいよ、って事だ。


気付いて良かったろ?


寄り道せずに早く家に帰ろう・・・。