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セルフのガソリンスタンドにて給油。
油種、数量、お支払い方法をピッピッとタッチ画面で選択する。
「 静電気除去シートに触れて、赤いノズルで給油して下さい。 」と、
綺麗なお姉さん(たぶん)の声が流れる。
赤いノズルを愛車ヴィッツの給油口に差し込む。
わっはっは、いつも思うのだが、
この作業は動物にエサを与えているみたいで楽しいな・・・。
お腹いっぱいにしてあげましょう・・・。
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前の車が給油した数量がこの時点では未だカウンターに表示されているのだが、
なんと75リットルとあり、少々驚く・・・。
給油マークが点灯している僕のヴィッツの場合、
満タンにしてもせいぜい33〜35リットルだからさ、
大きな車に乗っている人とは感覚が違うのでしょうな・・・。
以前のヴォクシーでは、概ね50リットル前後の給油であったと思い出す。
人間の習慣的な感覚に対する変化ってさ、不思議なものだね・・・。
僕の場合、
年間の走行距離が軽く2万キロを越えてしまうから、
大きな車にしてしまったらアナタ、大変な事になりますよ・・・。
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知足・・・。
足るを知る・・・。
僕のような寅さん(フリーランス)の人間にとってそれは、
本当に大切な考え方の一つなんだよな・・・。
と、僕は考える葦である。
「 人生の車幅は出来るだけ狭く 」
これは、尊敬するフリーランスで活躍する先輩の言葉なのだが、
75リットルと33リットル(本日分)の差を目で見てあらためて実感した。
一切の虚飾を廃し、本来の機能に特化した、
必要最低限の装備が揃っている小さな車のように生きれば、
小回りがきいてスイスイとぶつからずに走る事が出来る・・・。
もしかしたらこの小さなヴィッツでさえ、
僕にしてみれば贅沢なのかもしれないよ・・・。
ありがたいありがたい・・・。
33リットルのガソリンで、
僕のように多少ラフな運転をしても、
このヴィッツは515キロメートルもの距離を機敏に走ってくれます。
夏は涼しく、冬は暖かく快適に・・・。
ありがたいありがたい・・・。
贅沢な話だ・・・。
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リッターあたり現在は110円。
僕の計算が正しければ、
75リットルを満タンにすると8250円。
33リットルを満タンにすると3630円。
8250−3630=4620円だぞ・・・。
4620円あればだな、
オジサン用のトランクスが何枚買えると思う?
やっぱりスゴイ贅沢な話だ・・・。