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4月15日夜、
その時東京でも僅かだが揺れを感じた。
テレビの画面に現れた 九州で震度７ の文字に体が震えた。
被害が少ないようにとただただ願い、そして祈った。

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神さまよう、
仏さまよう、

誰もがシアワセでありますように。

全ての人の日常がありふれていて無事でありますように。

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一夜明けてニュースに映し出された惨状に胸が痛んだ。

願う事や祈ることは空しいのか？
虚しい事であるのか？

いつものあのお地蔵さんに訊いてみる。
だが答えはなく、
変わらぬ微笑で立っているだけであった・・・。

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願う事や祈ることは空しいのか？
虚しい事であるのか？

そう考えてしまいがちになるのだけれど、
意識してそれはヤメておこうと思う。

不安の中にいる。
大きな不安の中に僕らはいる。
でもね、
その不安さえも含めて今生きている事を味わおう。

静かに、心を落ち着かせて、
お地蔵さんのような微笑を絶やさず、
淡々と今を生き抜いてやろう・・・。

おそらくそれが人間の強さだ・・・。

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いちばん悲しい想いをしている人に、
いちばん辛い想いをしている人に、
いちばん弱い立場にある人に、
寄り添いながら僕らは生きよう・・・。

それが人間の本当の強さだ・・・。

勝たなくてもいい。
ただ、決して負けてはならない。