歎異抄を開く。


正確には、歎異抄を解説した本を開いて読んでいるのだけれど、
800年も前に親鸞が残したメッセージは、
まさしくこれからの僕らへ宛てて書かれたものだと実感する。


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このままでいい。
このままでいいんだよ、アナタも僕も。


強くなる必要なんてない。
賢くなる必要なんてない。
現状の自分で、もう充分なのだ。


このままの自分で、今を淡々と生きればいいのだ。


これは、親鸞が命懸けで僕らに伝えてくれたメッセージだ。
簡単ではないよ、
簡単そうに見える事こそ一番難解なのだ・・・。


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被災地の映像に胸がえぐられる。
えぐられた胸が激しく痛む。


痛くて痛くてたまらないので、
ただただ歎異抄の中の文字を目で追う・・・。


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空気なんぞを読むな。
この胸の痛みに従え・・・。


50歳からの僕の生き方は、
親鸞の想いに応えるものとしよう・・・。