この事件は悲しくて残念だな。
本当に残念だなと思う・・・。
この男の子が、どうか野球を嫌いになりません様にと願うばかりだ・・・。


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徳島県鳴門市の撫養スポーツ少年団野球部で監督をしている40代の男性が、小学5年生の男子部員にフライを素手で捕らせ、中指腱(けん)断裂のけがを負わせたことがわかった。ほかにも部員に体罰を加えていたことを認め、監督を辞める意向という。

 スポーツ少年団の事務局を務める市教育委員会によると、監督は5日の練習で、外野にノックしたフライを部員が捕れなかったことに立腹した。「グラブでとれないなら素手でとれ」と命じ、繰り返し素手でフライを捕球させた。

 部員は左手が腫れ上がり、医師の診察を受けた。中指の腱を断裂しており、保護者は監督に抗議し、辞任を求めた。

 事態を知った市教委が17日夜、監督に事情を聴いたところ、今回のけが以外にも、部員に対して素手で殴ったり、バットで尻をたたいたりする体罰をしたと認めた。「指導として許されると勘違いしていた」と述べ、監督を辞めると話しているという。 」


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誤解を恐れず言わせて頂くと、
あのね、こんな事を言っては申し訳ないのだけれど、
小学生にボランティアで野球を教えようなんてオジサンたちは基本的にイジワルです。
ゴメンね、
本当に本当にこう言っては申し訳ないけれどイジワルです。


周囲にいる大人である我々は、そう認識しておいた方が良いです。
それを認識した上で、我が子の学童野球にオヤジとして携わるべきです。
子供たちを理不尽から守る事が出来るのは、ね、
保護者たるオヤジコーチだけです。
この鳴門の事件では、グラウンドにオヤジコーチがいなかったんだと思います。


ただ、イジワルな大人たちがいるからこそ、
スポーツはそこから優れたアスリートが誕生するのだとも言える。
難しい話だね・・・。


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素手で外野へのフライを捕球させて上手になるワケがない。 」と、
息子はこのニュースに触れて憤り、そう語った。


競泳選手の海パンを脱がせてフルチンで泳がすようなヒドイ事だろ?と僕が言うと、


「 それとこれとは違くね? 」と、オトナな息子は言った。


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息子たちは現在、春季リーグ戦の真っ最中だ。
息子は野球が大好きなオトナになった。


学童野球の頃からずっとずっと、
息子もその仲間たちも全員、野球が大好きなオトナになった。


誰も彼も全員が、
良い意味でイジワルなオトナたちを超えられたからではないかと僕は思う。


かもよ。


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鳴門の小学5年生の男の子が野球を嫌いにならず、
野球が大好きなオトナになるために、なあ、
周囲のオヤジコーチたちに頑張って頂きたいものだ・・・。


かつてクマおじさんや僕や、
同時期にいろんな学童チームにいたオヤジの仲間たちや、
何十年と遡れば清瀬ポニーの故・大野前代表も、
イジワルを凌駕せしめんとグラウンドにいたのだ。


かもよ。