硬式野球部の他にも息子は、
病気とがんばって闘っている子供たちと交流するサークルにも参加しているのだが、
野球部の活動があった日の満面の笑顔とは裏腹に、
このサークルで子供たちとふれあった日の顔は冴えない。
ずっと無口のまま、考え込んでばかりいたりする。


元々、小さな子供が好きな息子である。
そんでもって小さな子供たちは人懐っこいでしょ?
ワイワイとはしゃいで遊んでいればどんどん可愛くなってしまう一方で、
勉強をすればする程、その子供たちが直面している現実の厳しさを知る。
それは精神的に、かなりキツイ事だろうなと思う。


人間は誰もが、シアワセになるために生まれた。
だが、こんなにも小さな子供たちが病気と闘っている現実ってさ、何故だってか?


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息子よ、
ヤングブラックジャックたちによろしく。


素晴らしいサークルじゃないかと思う。


君たちが将来、救わなければならない多くの小さな子供たちをよろしく。


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元気出せよ、息子よ、
父ちゃんが言える事は、なあ、
現実に直面して押し潰されそうになってもな、
絶対に理想だけは手放してはいけないって事だけだ。


なのよ。