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子供の頃、
夏休みもちょうど今あたりになると、
そろそろ焦燥感が芽生え始めたものだ。
夏休みの宿題が手付かずだったからだ。
でも現段階では未だ2週間もあるぞと思い直して、
元気で外で遊び続けた。
夏休みの宿題は、まとめて最終日に行う。
それが僕の揺るぎないスタンスだったからな。
毎年泣いていたな。
泣きながら宿題を最終日にやっていたな。
どれだけ泣いたか分からん位に泣いたな。
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そんな子供だったけれど、
こうして50歳になっても元気で生きているのだから人生は素敵さ。
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毎日少しずつ、
きちんと夏休みの宿題をやっている子もいる。
それはそれで素晴らしい事だ。
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多様性だ。
いろんな種類の人がいるから世の中は成り立っているのだと思うよ。
お互いを認め、受け入れる寛容な社会。
それが大切なんだよね・・・。
世界的に社会から寛容さが失われつつある。
僕は、それを危惧する。
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焦燥感に苛まれ、
何かに追われるように生きるなんてな、
まっぴらご免だ・・・。
8月31日に、
泣きながら夏休みの宿題をするのではなく、
怒りながら上半身裸になってやっていたとしたら、
もしかしたら、
僕は今よりちょびっとマシなオヤジになっていたかもしれない。
小学生たちよ、
己を信じて心の強さを身に付けな。