「 がんばらない 」でお馴染みの優しいお医者さん、
鎌田貢先生がよく、大学時代の野球の捕手経験について語っておられる。
野球を通じて得た仲間や友人や、感動について語る姿からあらためて僕は、
青春と呼べる年代の若者たちの傍にある野球の尊さを想う・・・。


息子や仲間たちが現在プレーしているのは、そのリーグである。
数多ある大学野球リーグの中でも最も知られていないリーグだが、
そこでプレーをする若者たちにとってみれば、必要不可欠の野球だ。
言い換えればそれは、多くの人々に知られる必要のない野球なのかもしれない。


僕のような視点で子供たちの野球を観てきたオヤジからすると、
願い続けていたあるべき少年野球の最終進化形がそこにある。
真の学生野球がここにある。


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リーグに所属する全校の同学年たちの懇親会が幾度となく開かれていて、
息子はそこでもかけがえのない野球の仲間を得続けている。
「 飲んで話してみると、みんな野球が大好きな良いヤツばかりなんだよ。 」と言う。


そんな仲間たちと共に、あるいは競い合うリーグ戦も夏の大会も、
それはありがたくてシアワセな野球だよなとオヤジである僕は思う・・・。


勉強漬けの日々ではあるのだけれど、勉強ばかりではない。
野球が好きで好きでたまらないコイツやアイツと一緒に、グラウンドを駆ける時間もある。


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日曜日のカキーン!
今日も息子は小山ドラゴンズや清瀬ポニーやN高野球部にいた時と同じ顔をして、
ウキウキと野球へ出掛けた。


23歳になる現在もなお、息子は野球小僧だ。


なので未だに彼女はいない。