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夕刻の散歩が日課となり数日。
秋ってさ、雨でも心が柔らかく優しくなれるのでイイよね。

とあるお宅の換気扇からまた魚を焼く煙と匂い・・・。
くんくん、はあ、くんくん・・・、
この匂いはサンマではなく、サバですな、塩サバ。

塩サバも秋は一際美味しいよね、
こう、焼きたての塩サバにお醤油をちょびっとたらして食べるとたまらんね、
いいないいな、羨ましいなと今日も思った。

くんくん、はあ、くんくん、

魚を焼く煙と匂い・・・。
サンマとサバとアジと、
みりん干し、もしくは西京漬け、
それを嗅ぎ分けられる50歳のオジサンはだな、
たぶん僕を含めて日本中に53人ぐらいはいるんじゃないだろうか・・・。

くんくん、はあ、くんくん、

今日もまた穏やかな夕刻であった。

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取り引き先に、橋本マナミさん似の綺麗な女の子がいるのだが、
この10月いっぱいで退職するらしいのだが、
「 御礼の気持ちをお伝えしたいのでお時間を頂けますか？ 」と、
連絡先を渡されてドキドキなのだが、イカン、イカンな・・・。

一度、彼女の発注ミスを僕が発注ミスではなくしてあげた事があり、
泣きながら感謝されたので気にしちゃダメよと言ったのだが、
その件の事なら本当に気にしなくてもオッケー牧場なのだが・・・、

50年生きると、いろいろ嬉しい言葉も貰えるものですな・・・。

僕がもしもサラリーマンだったら、
「 部長さえ良ければ・・・。 」
な〜んて言われてその気になって、
最終的には会社にも家庭にもいられなくなっちゃうタイプのオジサンになっているんじゃないかと考えると、
本当に困っちゃうな。

そ〜んな最悪の事態を想定するとだな、
僕はこの、寅さんのような生き方で良かったのだと思えるよ。
めでたしめでたしなのだ。

マナミさんのシアワセを、遠く、この東久留米の地から祈る。
人間は誰もが、シアワセになるために生まれてきました。
シアワセな人生を、
シアワセをシアワセだと感じられる人生を歩んで下さいな・・・。

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今夜、
我が家の晩御飯は塩サバでした。

ごちそうさマウス！