あちこち痛いよ、イテテテテだ。
膝も痛いし、腰も痛い、
オシリだってアナタ、そりゃあ痛いですよ。
仕事が終わると目もショボショボするし、
オマケに耳まで遠くなったようだよ・・・。


男、50歳。
少しずつ衰えを感じ始めた身体と、な、
上手く折り合いをつけて過ごさなくてはならないんだろうな。


目薬でしょ、
それからインドメタシン入りの関節塗り薬でしょ、
あとはボラギノール
ありがたいよな、薬たち。
くさかんむりに楽と書いて薬とは漢字って素敵。


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「 は〜い、ゆっくり息を吐いてくださ〜い。 」と言われ、
ボラギノールを入れてもらう。
オシリを出した四つん這いの状態で言わせてもらうのも恐縮ですが、
カミさんがナースで良かったなと本当に思うよ・・・。
ありがたいありがたい・・・。


え?
アナタは座薬を自分で入れられるってか?
そりゃあスゴイな、恰好イイな、
アナタは強い人だな、メンタルも含めて・・・。


僕なんかホラホラ、メンタルも含めて弱いからさ、
自分で自分のオシリに座薬を入れるなんて出来ないよ。
恐くて出来ないよ・・・。


だってここは本来、出すべきところ。
出すべきところに入れるなんて僕には出来ませんよ。


だがな、
入れてもらった後、必ずオシリのホッペをパチン!と叩かれるのだからな、
別な部分のメンタルなら僕も相当強いんじゃないだろうか?


まあいいや、無事にロケット型のボラギノールは体内へと離陸した。
じわりじわりと効いてくるのを待つとしよう・・・。


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痔は実は、痛いよりも痒い方が恐いらしいぞ・・・。
ある日、突然、爆発的な痛みに変わるそうなので恐ろしいでしょ?


心当たりのあるアナタ、予防に勝る良薬無しですよ、
気を付けましょうや50代・・・。


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「 早くオシリをしまいなさい。 」と、促される。


ハイ、ワカリマシタ。