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「 恰好イイ人だね、
この人も同級生? 」
6月にあった50歳同窓会の写真を見た家族に言われた。
うんうん、俳優みたいに恰好イイ男だろ?
ジャン・レノみたいな恰好良さだろ?
この男の名は、タカハシくんだ。
わっはっは、
僕がもしもLEONの編集長だったとしたらだな、
間違いなくこの男を専属モデルとして契約するだろうな。
ってレベルのナイスな恰好イイ50歳だろ?タカハシくんは・・・。
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こうして肩を組んで満面の笑みで写真を撮っていたり、
1次会から2次会への移動の際、
僕の愛車ヴィッツのビアンカちゃんの助手席にタカハシくんは乗っていたりしたからな、
さぞかし高校時代から仲が良かったと思われるだろうが、
実は、口をきいたのはこの日が初めてであった・・・。
実際の高校時代には、寮もクラスも違っていたし、
50歳の今ならジャン・レノっぽくて恰好イイ親父なのだけれど、
高校時代にはそれはただ単に恐そうなヤツにしか見えないでしょうが。
僕はムダに身体が大きいけれどタカハシくんは更に僕より大きくて、
それプラス恐い顔だったので近寄らないでいたのであった。
つまり、顔はお互いに知ってるぞって程度の同級生であったのよ・・・。
それが、さ、
たまたまトイレでオシッコをしている時に横にいて、
どれどれ、ちょっと見せてと覗いたら向こうもこちらを覗いていて、
目が合ってニヤッとなっちゃって、
そこで初めて会話をしたらたちまち意気投合となったのだ。
「 オマエって、こんな男だったのかっ! 」
オマエこそ、こんな素敵なヤツだったのかっ!
って、ね。
それにしても高校時代にこうなっておけば良かったと悔やまれる。
もっともっと青春時代の日々が面白くなっただろうなと考えると残念。
そんな不思議な良い出逢いも同窓会にはあるのであった・・・。
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教訓。
高校時代に顔が恐い男は、
50歳になると渋くて恰好イイ親父になる。
顔が恐くても話してみると面白いヤツだったりする。
顔が恐くても高校時代は、積極的に近付くべき。
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それにしても現在のタカハシくんは渋くて恰好イイのであった。
白い髭もまたダンディーなのであった。
タカハシくんの家でも写真を見ながら同様の会話をしているのではないかと思うと心配。
「 この人も同級生?
・・・ピエール瀧? 」
って。