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人生には、ね、
勝ち組も負け組も無いんだよ。
引き分け組の僕が言うのも恐縮なのだが、
昨今のいろんなニュースに触れるとあらためてそう思う。

宮沢賢治の、雨ニモ負ケズ って詩があるでしょ？
やさしくてあたたかくて、そして強靭な言葉が紡がれていてさ、
僕は読む度にロッキーのテーマを聴く以上に奮い立たされるのだけれど、
この詩は、発表されたものではなくて、
賢治の手帳にただ記されていただけなのだと知り、とても考えさせられた。
こんな想いを胸に秘めて人生を生き抜いた宮沢賢治は、やはり美しいな。

勝ち組とか負け組の話を賢治に尋ねてみたらどうだろう？
って、考えてもみたりする。

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誰かの痛みや苦しみや悲しみに想いを馳せる事はもちろん、
誰かのシアワセや喜びにも想いを馳せて生きたいものだ。

今日も風が強くて寒かったけれど、
まろにえ通りから富士山がすごく美しく見えていた。

人生の目的は勝ち組になる事だと信じて生きている人がいたら、
その人のために共に泣いてあげたいと僕は、富士山を見ながら思った。

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ドンナ者ニ、アナタハナリタイ？