先日、
取り引き先の店頭スタッフの女の子から僕は、
「 ご主人様 」と言われた。


いつもは苗字で呼んでくれるのだけれど、
ちょびっと天然が入っている女の子なので、
何かの弾みで間違えてしまったのでしょうな、
言った本人がハッとした表情になっている。


おいおい、
いつからここは メイド喫茶 になっちゃった?
と言うと、
かわいそうに真っ赤になってしまったので、
気にしちゃダメだよと励ました。


なにしろ御徒町は、な、
駅でいうと秋葉原の一つ手前なので、
メイドさん気分の女の子がいても不思議ではない。
だから気にしちゃダメだよなのだ。
にんげんだもの


悪い気はしなかったぞ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


この広い世界で、
僕の事を ご主人様 と思っているのは、な、
犬と金魚のアイツらだけなはずだ。
でも、アイツらは言葉を話さないでしょうが、
だから言われると悪い気はしなかったのでオッケ〜牧場です。


死ぬまでに一度、
メイド喫茶とやらに行ってみようかと思う。
冥途の土産に。


24歳の女の子からな〜、
たとえ間違いであっても ご主人様 だなんて呼ばれる50歳のオジサンは、
メイド喫茶のおかげですごいたくさんいるんじゃないだろうか。


おめでたい。