尾崎豊の息子の歌がラジオから流れてくる。
ああ、イイね、この声には本当に心打たれる。
OZAKIは、息子の中に生きている。


OZAKIは凍土を駆け抜けた野生のオオカミだったけれど、
この息子さんは、愛情たっぷりに育てられた心根の優しいシベリアンハスキーのようだ。
安心して聴く事が出来るのは、聴く僕が親世代だからなのかもとは思うのだが、
それは違っていて、OZAKIの良い部分だけがギュッと凝縮されて受け継がれているからなのだな。


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オヤジは死んでも、セガレの中に生き続ける。
だから生きている時は、格好良くいないとな・・・。


男は誰しも、良い部分と悪い部分がある。
母親の凄いところは、
その男の良い部分だけを息子の中に凝縮させて育てる事が出来るところ。
偉大だよな、女って。


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亡くなった僕の友も、
その息子の中にこれからも生き続ける。
そう考えればだな、
悲しいけれど寂しくはない・・・。


亡くなった彼の良い部分をギュッと凝縮したかのような彼の息子が未来へと生きる。
それは、とても素晴らしい事。


オヤジの仲間のアナタよ、
アナタの良さを受け継いだ息子が僕らの知らない未来を生きるんだぜ。
何を今日、ためらう事があろう。


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思いっきり生きよう。
生きている限りは。