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息子の爺さん(僕の親父)が先月、白内障の手術を受けたのだが、
お医者さんが威張っているタイプの人で、怒鳴られたり横柄な態度をとられて怖かったとの事で、
もう病院には行きたくないのだそうだ。
「 手術も無事終わったし、良くなったからもう行かなくてもいい。 」と言い、
「 ハヤちゃんには優しいお医者さんになってほしい。 」と、付け加えた。
「 大丈夫だよ、お爺ちゃん、
オレたちはそうならないための授業を今、ちょうど受けている。 」と、息子は応えた。
ありとあらゆる様々な患者さんに扮した人たちを相手に、
問診の授業(実習)を続けているとの由・・・。
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究極のサービス業・・・、
そうだよな、お医者さんは究極の接待・サービス業だもんな、
そうならざるを得ないのでしょうな・・・。
どんな病院だって現在は、
患者様と患者の事を呼んでいる。
患者様だぞ、患者様だ、
なにもそこまでへりくだらなくてもイイんじゃないかと僕なんかは感じるけれど、
どこでも呼び名は 患者様 だ・・・。
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「 お爺ちゃん、あと一回の受診で済むのだから行きなよ。」と、息子は言った。
そうだよ、親爺、行けよ、患者様 として胸を張って堂々と行け。
って、僕も言った。
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ホトケさま になるまで、患者さま なのだからよ。
人として。