タマとミケ(金魚)が病気になった。


僕の姿を見つけるといつも餌くれダンスを狂ったように踊る二匹が、
水槽の隅でお尻をこちらへ向けたままジッとしている。


見ると二匹共、身体全体が白い膜に覆われていて、
ヒレの先っちょが溶け始めていた。


あああ、と、僕は目の前が真っ暗になった・・・。


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二匹を別容器に移し、水槽全体を洗う。
汲み置き水に入れ替えて 塩 を入れて混ぜて、
そして二匹を戻した・・・。


するとアラ不思議・・・、
二匹の身体を覆っていた白い膜が徐々にめくれ始めた・・・。
めくれが進むと二匹は次第に元気に泳ぐようになった・・・。


約1時間で、
元通りの元気なタマとミケに戻った・・・。
ヒレの先っちょもピンと張りがある透き通った姿に戻った・・・。


あああ、と、僕は目の前が明るくなった・・・。


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塩 のスゴさをあらためて感じる・・・。


金魚も人間も、最終的には 塩 で何でも治っちゃうんじゃないかとすら思う・・・。


めでたしめでたしだ・・・。


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あと少しで、タマとミケを迎え入れて3か月が経つ。
僕の経験上、
3か月飼えた金魚はその後、かなり長く生きてくれる。


それにしても危なかったな〜。


縁があり出逢えた命だもの、
金魚だって天寿を全うさせてあげたいもんね・・・。