右足の親指の爪が黒くなった。
なんだかな、悪い病気じゃないかと心配だ・・・。


すぐに病院へ行くべきだというアドバイスを息子からもらい、早速受診に訪れたところだ。
息子は、「 痛い?痛くない? 」と僕に聞いてくれたのだが、
なにしろホレホレ、
僕は人一倍痛みに弱いタイプの男でしょうが、
痛いか痛くないかと二択で尋ねられたら痛いと答えるのがマイ・ルールだし、
痛いと口に出した途端、本当に痛くなった・・・。
「 たぶん、ソレ、爪を剝がしての治療をされちゃうな、痛いぞ〜、相当。 」
とまで言われたからな、恐いよ、恐い・・・。
保険証を提出し、順番を待っている今なのだけれど、
やっぱり恐いのでこのまま家に帰っちゃおうかとも考える・・・。


恐いのも苦手だし、痛いのも苦手。
どうして爪よ、黒くなっちゃったかな〜。


順番が来て名前を呼ばれ、僕は診察室へ入る・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


痛いか痛くないかをやっぱり聞かれて、
痛いような気がしますと僕は答えた。


普通の人なら痛みとは認識しないような痛みでも、
どうやら僕にとっては激痛だと感じるようだ・・・。
爪を縦に横に押されたりするとかなり痛い・・・。
痛いと思い込むとどんどん痛みがひどくなる・・・。


「 悪いモノではないです、しばらく様子を見ましょう。 」と先生に言って頂き、
ホッとしてようやく痛くなくなった・・・。
治った!って言っても過言ではないほどのホッとし具合だ・・・。


名医の一言は痛みさえ取り除いてくれるのだ・・・。


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家に帰って息子に言ってやった。
爪も剥がされなくて、悪いモノではないって所見だったぞ!って・・・。


オマエの一言で父ちゃんは恐くて痛くなっちゃったんだぞ!


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どうして爪、黒くなっちゃったかな〜。


元々な、腹なら黒いんだけどな〜。