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仕事柄、僕の周囲には若い女性が多いだろ?
みんなとても親切でな〜、
・ニコニコ笑顔で接してくれたり、
・お茶を出してくれたり、
・重い工具を運ぶ時に手伝ってくれたり、
・ゴハンに連れて行って下さ〜いって言ってくれたり、
・前屈みになった時にわざと(たぶん)襟から中をチラ見させてくれたり、
こりゃ〜アナタ、
51歳にしてとうとう我が人生にもモテ期が訪れたのかと思っていたのだが、
そんな女の子たちと同世代の娘に家で尋ねてみたところ、どうやら僕の間違いのようだ。
「 パパがモテるなんて絶対にあり得ない。 」との由。
そうだよな、そうだよな、
うんうん、うんうん・・・、
その都度うれしくなって勘違いをしていたら人として僕は方向を間違えちゃうだろうな。
むしろ、
・電車で席を譲ってくれたり、
な〜んて事が上記に羅列した思い当たるフシに追加される事の方が可能性としては高い。
気を付けようっと、
にんげんだもの。
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だが、
御徒町の、
このピー子ちゃんの僕にピッタリ寄り添い加減はどうだ?
暑苦しくてオジサンは臭いだろうにと気の毒にすら思う程のくっつき具合だよ今日も。
ふと、
このピー子ちゃんの僕を見る目を見て分かったぞ、
コレは、愛犬タロウ(ミニチュアダックス)が僕を見る目と同じだ・・・。
お手!と言ってみたところ、
素直に手を出して来たので、
その手に僕は塩飴(未開封品)を渡した。
すると、
「 ありがとうございますぅ〜。 」と、
シッポがピー子ちゃんにあったとしたらすごい勢いで振っているだろうレベルの笑顔になった。
人間も犬も笑っている表情が一番イイ・・・。
以前ピー子ちゃんが僕の事を間違えて「 ご主人様〜。 」って言った理由がようやく分かった。
つまり、ピー子ちゃんはワンちゃんのような心でもって僕を慕ってくれているだけなのですな。
可愛いヤツだな。
けれど、それは、
やっぱりモテ期ではなかったのだという事を意味する。
致し方あるまい・・・。
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帰宅後、
僕に走り寄って抱きついて来て、
顔をペロペロと舐めるタロウの目を見て確信した。
次回はピー子ちゃんにビーフジャーキーを与えてみよう。
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断言しよう。
51歳、太ったオジサンがモテる事はあり得ない。
周囲はただ、慕ってくれているだけです。
気を付けろよ、同世代のオヤジの仲間のみなさんよ、
僕らがモテるワケないでしょうが。
道を間違えるんじゃないぞ・・・。