夏の甲子園は素晴らしかったな。
ドラマチックな好ゲームの連続だったな〜。


一人のスターが誕生した。
広島のK高校のNくんだ。
残念ながら決勝戦で敗れてしまったけれど、
この悔しさをプロの世界で晴らしたいと語っていた。
そうよ、そうそう、
彼は野球の中に 詩 を持っている稀有な選手だ。
来年、プロとなった彼が、どんな野球の詩を紡いで魅せてくれるだろうと考えるとワクワクする。
願わくば是非、広島カープの赤いユニホームを纏ってほしいものだ。


巨人ファンのオジサンである僕が言うのも恐縮ですが、
あのな、
最もたくさんの 美しい野球の詩 を紡ぎ続けているチームは間違いなくカープだ。
なんだもんね〜だ、悔しいけれど事実だろ?


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


一方で、
母校の選手の中に、
5年後、プロとして活躍するであろう 野球の詩 を持った逸材を見つけた。
ホレホレ、
僕の予想はズバッと的中するだろ?いつもいつも・・・。
今のうちに書いておくよ・・・。


エースではない投手のWくんだ。
イニングチェンジ後に登板したが、
一つもアウトを取れずに満塁とされ、
代打で登場した選手にホームランを打たれ、4失点で降板した。
これがこの夏の彼の 野球の詩 だ・・・。
だがな、これは序章に過ぎないんだ・・・。


大きな大きな投手だが、
現時点では屈み、小さく投げていた。
せっかくの恵まれた体躯なのだからさ、
もっと堂々とダイナミックに投げるようになったら化けるぞ、絶対・・・。
まだ成長曲線の中盤にいるのだと言えるだろうよ。
この詩の序章の悔しさを胸に秘めてだな、
大学野球でゆっくりと開花すれば良い・・・。


えええ〜っと聞いて驚いた。
Wくんの親父さんは大相撲の元横綱だったあの人だってさ。
道理で身体が大きいワケだ。


って事はだな、
親父さんのイトコはボクシングの元世界チャンピオンのあの人か!
「 グッヘッヘ、お団子食べてって〜。 」って、
昔、僕はお団子を食べさせて頂いた事がある・・・。
その節はごちそうさまでした・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


大学野球で伸びるのはWくんのような選手だ。
マスコミが5年後、大騒ぎしている様子が見えるぞ、僕には。


「 昔、ハンカチ王子と呼ばれていた投手がいたでしょう? 」って、
ラジオで板東英二さんが仰っていたが、
オイオイ板東さんよ、まだいますよハンカチ王子はプロに、たぶん・・・。
「 もしもあの時、彼が高卒でプロになってくれていたらと考えると残念でならんのです。 」


まさしく成長曲線のカタチはいろいろって事なのでしょうな・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


素晴らしい夏の甲子園であった。
まだ興奮冷めやらず、だ・・・。