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コンビニでおトイレを拝借したので、
その御礼にと僕は最近、ガムではなく塩飴を買う。
レジに面した棚の下方にキャンディー類はあるのでしゃがんで探していた。
その時の事よ。
コーヒーマシンでアイスコーヒーを淹れていた営業マンらしき僕と同世代のオジサンと、
カップヌードルに熱湯を注ぎ終わった建築関係らしき作業着姿の若者が軽くぶつかってしまったんだよ。
ドンッ、おっとっと、セーフ!
幸いにしてお互いこぼれずめでたしめでたし・・・、だったんだ。
何しろホレホレ、
太ったオジサンがしゃがんで塩飴を探しているものだから通路が狭かったのね。
ドンッ、おっとっと、セーフ!めでたしめでたし・・・、だったのだけれど、
きちんと作業着姿の若者は営業オジサンに謝ったのね、スミマセンって。
けれど営業オジサンは謎の 上から目線 でね、フンと一瞥しただけで立ち去ろうとしたのよ。
そうしたら若者がキレてしまい、
「 おいっ、ちょっと待てよ!オマエも何か言えよ! 」って営業オジサンに言ったので、
僕は慌てて立ち上がり、まあまあって若者をなだめた。
せっかく無事だったラーメンがのびちゃうでしょうが・・・。
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瞬間的にキレやすい若者も悪い。
礼節を知らぬオジサンも悪い。
せっかくの世の中なのだから、
み〜んな仲良く過ごしましょうや。
結論としては、
デブが店内でしゃがんで塩飴を探していると邪魔だって事ですな。
それにしてもな〜、
熱湯を注いだばかりのカップラーメンを浴びず、
冷たいコーヒーも浴びずに済んだ僕はラッキーだったな。
立ち去ったオジサンの代わりに僕が若者に ありがとう を言うべきだったかもしれないな。
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みつを