「 どっちの白衣を持って行くの〜! 」って、
クローゼットの所からカミさんがボ〜ッと朝ごはん食べ中の息子に声を掛けた。
「 ・・・、ケーシーです〜っ! 」って息子は答えていた。
いよいよの実習がスタートする朝の会話だが、
どうやら白衣にも様々な種類があるらしい。


それにしてもケーシーとは、
たぶんアレだな、きっと誰もが想像出来るデザインのアレの事だと思うよ。
そうよ、そうそう、
ケーシー高峰さんが着てるタイプの白衣だろうよ、たぶん。
丈が短くて肩口にボタンがあるデザインのアレよ。


思った通りだ・・・。
カミさんが持ってきたソレは、思った通りのコレであった。


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白衣のデザインの名称(通称?)にまでなるのだからさ、
どれだけケーシー高峰先生が偉大な存在なのかが理解出来る。
って事だ・・・。


しかし、
ケーシー高峰先生の名前の由来は、
1950年代のアメリカのテレビドラマの「 ベン・ケーシー 」なのだそうだ。


いずれにせよ、
ケーシー白衣の名前の由来は柔らかくないか?


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カミさんと息子でリュックの中に持って行く物を詰めている。
忘れ物が無いようにって。


その様子は、息子が小学校低学年だった頃と同じだな。
息子の身体がカミさんよりもはるかに大きくなっている事と、
ランドセルがリュックになっているって事以外は、全く同じだ。


忘れ物が無いように・・・、
忘れ物が無いように・・・。
ソレは、カミさんの 母心 なのだけれど、
ず〜っとこうやって面倒を見続けた結果、
忘れ物が超多い男が出来上がったような気がしなくなくもなくない。