♪ キミのゼンゼン前世からボクは〜 ♪って、な、
「 君の名は 」のブルーレイを買ったのであらためて夫婦で茶の間でソレを観ているところ。


最初に観た時には気付かなかった細かなディティールが出ているし、
よく理解出来なかった 時間のズレ の辻褄が合ったりするし、
やっぱり名作は何度か繰り返して観なければなりませんなと思った次第だ。


僕のようなオジサンはグヘヘ、
まず間違いなく誰もが 三葉 の噛んだお酒を飲みたいなと思っているだろうよ、助平だな。
まったくオジサンってヤツは、しょうがねえな・・・。
まったくよ、思い出せよ、画面の中の高校生の純粋さを、よ・・・。


ラストシーンでは今日もジ〜ンとしてしまった。
滝と三葉のその後のストーリーも観たいがそれは野暮というもの。


ああ良かったな〜、めでたしめでたしのハッピーエンドだ。
映画はハッピーエンドに限りますな・・・。


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せっかくのこの感動を分かち合おうと、
そして感想を語り合おうとカミさんを見ると寝ている!
完全に熟睡している!
どのあたりから寝ちゃっていたんだろう?このヒトは・・・。


僕はティッシュでコヨリを作った。
若干固めの、しっかりとしたコヨリだ。


そのコヨリを、そ〜っとそっと、伴侶の鼻孔に差し込む・・・。
あのな、緊張するぞ、コレ。
この人は可愛い顔をしていても怒ったらな〜、
それはそれは全盛期のキューティー鈴木レベルの恐ろしさだ・・・。
緊張するぞ、まったくな・・・。


そ〜っとそっと、差し込んでは抜く、抜いては差し込む・・・。
左右の鼻孔でそれを何度も繰り返した・・・。
ものすご〜いスリルだ・・・。


かなり深くまで差し込んだのだが、反応が無い・・・。


反応が無いので心配になり、身体をゆすって起こした。
そして、ああ生きていたとホッとする。


起こし方の如何によっては怒られてしまうので僕は、
風邪をひいちゃうぞ と声を掛けた。
「 大丈夫よ、ありがとう。 」と答えてくれたので、
どうやら僕は難を逃れたようだ・・・。


コヨリはゴミ箱へ捨てた。


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高校生の感性をテーマにした作品を観た後の、
太った51歳のオジサンの感性はコヨリなりけり。


僕だって高校時代は痩せていて、
とても神経質で、繊細を絵に描いたような男子だったんだぞ・・・。


それを現在、誰も信じてくれないのが悔しい・・・。