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よ〜い、ドン!
そんでもってダダダダダ〜ッ。
速いな、みんな速い・・・。
人間はどんどん速く走れるようになっているんじゃないか?
陸上男子100メートルで、
大学3年生のK選手が日本人初の9秒台の記録を作った。
スゴイぞ、コレはスゴイ。
僕なんかはあらゆる数値を概ね四捨五入して済ませてしまうタイプのオジサンなのだが、
そんな僕でもこの記録には驚いてしまう。
AIの進化もスゴイのだけれど、
生身の人間の進化だってアナタ、スゴイものだと思いませんか?
僕の計算が正しければ、
200年後の人類は100メートルを5秒台で走れるようになるぞ・・・。
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鍛錬だな、鍛錬。
鍛錬とか修練って、
僕にとっては一切無関係だが、
今後も絶対に関わらないであろう言葉なのだが、
それに挑む人がいる限り人類は大丈夫だ。
違ってたらゴメン。
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51歳の僕が100メートルを走ったとすると何秒台だろう?
な〜んてふと考えた・・・。
のだが、
たぶん、100メートルを走る事は無理だろうなという結論に至った。
まあいいや、それでも。
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人生をよくマラソンにたとえる人がいるが、
それは半分正しくて半分間違っていると僕は思う。
51年を生きて僕が実感しているのは、なあ、
やっぱり人生はレースではないぞって事だ。
でも、その一方では、なあ、
どうやら人生はレースだぞって実感している51歳のオジサンだっているだろうからさ、
半分正しくて半分間違っているって事が答えなのでしょうよ。
僕の今まで51年間の人生は、マラソンではなくハイキングだった。
いろんな景色を観たぞ・・・。
時折休んでオニギリを食べたぞ・・・。
行列に並んだり、そこから離れたりもしたぞ・・・。
僕のリュックは、宝物でいっぱいだ・・・。
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速く走る事も素晴らしい。
ゆっくり歩く事だって素晴らしい。
車椅子で行く道も素晴らしいだろうし、
白杖をついて進む道だって素晴らしい。
いろんな人がいて、素晴らしい。
いろんな生き方があって素晴らしい。
それでイイんじゃないかと僕は言いたい。
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全ての出来事は観た景色の美しさである。