甥っ子レオン(5歳)がゴチンと頭をぶつけて泣いていた。
号泣というレベルの、本格的な 泣き であった。


その様子を姪っ子マホちゃん(2歳半)は見て、
もう、仕方ないわね〜 といった表情になり、
号泣している兄にむかって両手を大きく広げて、
「 オイデ。 」と言い、抱っこしてあげるよポーズをしたので驚いた。


こんなに小さいのに、女の子には既に母性本能があるのだな。


ただ、
兄であるレオンにとってはそれは屈辱であったのでしょうな、
まったく泣き止む事はなく周囲を見渡し、
「 オトナのヒトに抱っこしてほしい〜っ! 」と叫んだ。


う〜む、
レオン本人は兄としてのプライドを辛くも守った一言なのだが、
ちょびっと恥ずかしさが増量されてかわいそうでもあった。


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・泣きたい時には泣け。
・AとB、2つの道で迷ったら楽な方へ行け。
上記2点は常に僕が全ての子供たちへ向けて言い続けている事なので、
「 じゃあレオン、オジサンのところへおいで。 」と両手を広げたところ、


「 うわぁん!オジサンでも嫌〜っ! 」って言われた。


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結局レオンはママ(僕の妹)に抱っこされた。


恥ずかし可愛いヤツめ。
と、オジサンは思いましたとさ。


めでたしめでたし。