僕の大切な先輩は、
自分の心が選んだ大好きな人と、ずっとずっと一緒にいたんだよ。


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綺麗だもん、惚れちゃうぞ、
明るいんだもん、惹かれちゃうぞ、
優しいんだもんね、大好きになっちゃうぞ・・・。


大好きだから、ず〜っと一緒にいたいぞ・・・。


って、先輩はその人と結婚したのであった。


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綺麗で明るくて優しかったけれど、その人は身体が弱かった。
子供を授かる事は叶わないと承知の上で、大好きなその人と結婚した。


先輩らしいなと、僕は今あらためて思う。
そしてそんな先輩を僕は後輩として、一人の男として、心から誇らしく感じるんだよ。


祭壇に飾られた遺影は、
綺麗で明るくて優しかったいつもの笑顔の写真だった。


愛されて愛されて愛され続けた27年間の結婚生活はシアワセだった。
写真の中の奥さんは、訪れた僕らにそう語りかけてくれていた。


シアワセに於いて求めるのは、
長さではなく深さなのかもしれないな・・・。


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大好きな人を最後まで愛し続けたシアワセ。
大好きな人に最後まで愛され続けたシアワセ。
なんて素敵なご夫婦だったのだろう・・・。


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花のようでした。