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地元の良さ、不思議さよ・・・。
太ってしまった僕が言うのも恐縮ですが、
白髪やハゲちらかした同級生が自然なカタチで隣にいたり、
兄貴分のような先輩たちや弟分のような後輩たちが周りにいつの間にか集まっていたりして、
ああ、愚鈍な僕ではあるが、人には恵まれていたのだと思えるのだから、
地元の良さ、不思議さを感じる・・・。
奥さんを亡くした大切な僕の先輩は、絶対に一人ぼっちにはならない。
夕暮れの中、
弔問に訪れた人たちを駐車場へ案内している人もまた、
ごらんよ、僕の大切な先輩の一人だよ。
地元の良さ、不思議さよ、
故郷は誰も一人ぼっちにはさせない・・・。
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夜はぐっと冷え込むようになった。
けれど地元に吹く風は冷たくはない。