本当だよ、本当なんだ。
誰も信じてくれないけれど、
高校時代まで僕は痩せていたんだってば。


痩せていて、繊細な性格だったんだよ、本当に。


卒業アルバムに載っている僕の顔写真はまるで別人だ。
誰も信じてくれないのは致し方あるまい・・・。


逆に、
高校時代の同級生たちから見ればだな、
あの紅の豚は誰だ?って事になる。


1・現在の周囲にいる、僕が痩せていた事を信じてくれない人たち。
2・太った僕とあの痩せていた僕がどうしても同一人物だと思えない高校時代の同級生たち。
その2パターンだけかと思っていたのだがな、
地元の幼なじみたちは違うんだよね、
痩せから太っちょへ移行する間のグラデ〜ションを間近で見ていてくれたからね、
痩せていようが太っていようが僕は僕として自然に溶け込めるのだね・・・。


木が大きくなるのを傍で見ていても気付かず、
久しぶりに訪れた地の木々の成長は気付きやすい。
そんな理論と同じだな・・・。


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思春期まではガリガリに痩せていて、
結婚してからブクブクと太りましたよ肥えました。
一線を肥えた男と呼んでくれても構わないぜ。
男に生まれて良かった・・・。


思春期まではスリムで、
結婚してからポッチャリ系になる・・・。
これって、もしも女の子に生まれていたとしたら、
ポッチャリ系なのにオッパイの小さいオバサンになってしまうケースでしょうが。


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ダイエット?
ああ、それは考えていませんよ。
好きなだけ食べてゴロゴロしながら楽して痩せられるダイエット方法があれば挑みたい。
だが、そんなムシのいいダイエット方法は皆無だもんね、
苦行をして痩せるより、
楽して太っている道を己の強い意思で選択したのだ僕は。


太っちょの五十路のオジサンの仲間たちよ、
今から痩せるとシワシワになっちまうぞ・・・。